a Late Bloomer

ルチェントのジョンヨンを応援するオタク

アイドル練習生ハンジョンヨンの魅力と現状をお伝えしたい。

推しのことを知ってほしい、共に応援するお仲間が増えてほしい、誤解を解きたいとの想いから一人のKドルヲタが慣れない文章を書きます。

 

私が推している子は、まだアイドルではなく練習生の一人で、それも訳ありです。
今現在、SNSで彼の名を検索すれば悪口やバッシングの嵐です。どんだけ。

 

長いことKドルヲタをやっていますが、こんなにもどかしく苦しいヲタ活は初めてです。ただでさえ、デビューを待たなければならないという特殊なオタク環境の中、訳ありとくればより一層しんどい。
それでも推す!!!
何故?彼が魅力的だからです。

 

そんな私の訳ありイチ推しの紹介と、私が彼を推し始めてからのここ数か月間の流れを綴っていきたいと思います。少しずつでも応援するお仲間が増えて、オタ活ライフがより一層楽しくなることを期待して。

 

長くなりそうなので、めんどくせえよって方は以下のリンクから推しの動画だけでもチラっとチェックしてみてください。きっとあなたの推しリストに追加されること間違いなしです。

 

PRODUCE 101 season2 마루기획ㅣ한종연ㅣ의지의 청양고추 먹방 @자기소개_1분PR 161212 EP.0 - YouTube

PRODUCE 101 season2 [단독/풀버전] 마루기획_권협, 박지훈, 한종연 ♬나 어릴 적 꿈+선택 @기획사별 퍼포먼스 170414 EP.2 - YouTube

[マル企画_少年]事務所別団体パフォーマンス フルショット - YouTube

[MIXNINE(믹스나인)] 싸이코pass _ Very Good(Block B(블락비)) (Stage Full Ver.) - YouTube

 

◎推しとの出会いと突然の別れ

 

さて…
去年4月の放送開始前から、Kドルオタクの方なら誰もが耳にしたことがあるでしょう『produce101 season2』に出演する101人の練習生が続々と公開され、Mカでのナヤナ初披露、自己紹介動画、メレンゲタイム、箱の中身は何じゃろなetc…Mnetからの多すぎる供給の波にまともに飲まれ、溺れ死にそうになりながらも私たちヲタクたちは推し探しにいそしみましたね。

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6月のファイナルで最終デビューメンバー11人が発表され、『Wanna One』が誕生しました。言わずと知れた、2018年末までの約1年半の活動期間が定められている期間限定プロジェクトグループです。一発目の活動から一位を獲得するほどの人気っぷりですね。

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そんな超大型アイドルグループを誕生させた番組が放送開始前から盛り上がっていた中、最初の所属事務所別レベルテストの放送を最後に突如姿を消した一人の練習生をご存知ですか?

 

ハン・ジョンヨン 한종연

 

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1998年5月21日生まれ 

所属事務所はマル企画で、先輩には超新星がいます。

彼です。Twitterなど各種SNSをガッツリチェックしていた方なら、一度は彼についたニックネームを目にしたことがあるかも知れません。「青唐辛子くん(고추갑)」です。

個人の自己紹介動画でやる気をアピールするために激辛青唐辛子を丸かじりしたことからその名がつきました。

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ビジュアルからは強気に見えても、口調や笑顔からあどけなさが垣間見えますね。かわいい。

プロフィール写真に続く初めての動画公開で、目を惹く外見・自己紹介のインパクト・キャラクター等々から101人の中でも特にSNSの反応が良かった練習生の1人だったと思います。日韓共に。

 

所属事務所別のレベルテストでは事務所の先輩のヒット曲を力強く踊りあげ、ダンスの実力を見せつけてくれました。この時点で、事務所のお仲間3人のうちトップのBクラス判定を受けます。審査員に選択した曲のキーが高すぎてこれを歌い上げるのは難しいと言われるものの、次の課題曲ナヤナ評価でAクラスに昇格。Mカで制服にクラウンバッジをつけて真ん中のステージで踊ることになります。もちろん昇格のシーンは放送されていませんTT

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プデュ2の本放送では、彼のパートがおもむろにカットされて放送されました。この時点で彼のプデュ2降板が発表・決定されていたからです。上の動画はYouTubeとネイバーTVにアップされたノーカット版です。

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カンダニエルの後ろで踊ってます。顔が強い。

 

又、練習生全員でのダンスバトルでジョンヨンがアクロバットを披露する場面がカットされず放送されました。

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◎彼が番組を降板することになった理由

「小学生の頃にいじめ加害者であったこと」と「喫煙・飲酒写真の流出」です。正直、オブラートに包みようがないです。

 

101人という大勢の練習生が公開され、SNSがプデュ2の話題で持ちきりになり始めてすぐの頃、3月11日、Facebookに問題の種となった投稿がされました。投稿者は自身が小学生時代にハンジョンヨンからいじめを受けたことを明かし、いじめ行為の内容も詳細に記述しました。「プデュ2で上位まで登りつめろ。俺が突き落としてやる」との意の書き込みでした。
(かなり省略、意訳しています。検索すればすぐに投稿の全文が出てきます)

この書き込みだけでは事実か否かに関わらず、プデュ人気に埋もれ何事もなかったかのように出演続行できるかと思いました。アンチによるイメージ操作のための虚言の可能性も疑うことができたからです。
しかし、彼はいじめ加害者であったことを認めざるを得なくなりました。
決定打となったのは、無慈悲にも被害者の投稿に書き込まれたハンジョンヨン本人の小学生時代の友人たちによるコメントでした。
「お前もつらかったかも知れないけれど、こんな書き込みをしたからって過去がなくなるわけじゃないだろ」
「お前が今していることは、昔お前が受けたこと(いじめ)と全く同じじゃないか」等々。
(こちらも省略と意訳をしています。)

 

こうして、プデュ2の話題性に比例するかのように騒動はネット上であっという間に大きくなりました。すっかりこれから彼を推すことに意気込んでいた私にとって、恐れていたことが起きました。
3月17日、所属事務所マル企画が公式的に彼の番組降板を発表したのです。
問題の投稿がされてから、一週間も経たないうちに決断が下されました。

 

◎パクジフンの存在

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所属事務所がここまでスピーディに降板を決めたのには、最終順位2位という好成績を収め、現Wanna Oneメンバーとなった同じくマル企画所属パクジフンの存在が少なからず影響していると考えています。
3月9日のMカでのナヤナ初披露、ウインクで多くのヲタクの心を鷲掴みにした彼です。そこから彼の人気はずっとトップクラス、番組終了まで衰えることを知りませんでしたね。(あくまでも私個人の勝手な見解です。ジフンを批判しようとする意図は一ミリもありません。)

 

中小レベルの芸能事務所、先にデビューさせたガールズグループが恐ろしく不振。そんなマル企画としては、パクジフンが掴んでくれたチャンスを逃すわけにはいかなかった。もしくは、パクジフンの成功を確信したことで、ハンジョンヨンを降板させる決意ができたのだと思います。

 

当初、マル企画はパクジフンよりもハンジョンヨンをプッシュしようとしていました。所属事務所別評価でハンジョンヨンをセンターに置いてパフォーマンスをさせていることからもうかがえます。3人のうち彼だけが色違いの衣装を着ており、目立たせようとしていました。もちろん、彼の実力がそうさせた一つの要因だとも思います。そう考えると、ハンジョンヨンという人材を諦めきれないマル企画が、これ以上炎上することで彼が再起不能になることを恐れた故の早い決断だったのかも知れないのです。

 

 ◎過度のバッシング

以降、PR動画で好感触を得たのとは一転、彼にはバッシングの嵐が降りかかることになります。

 

公式文で、マル企画はハンジョンヨンが昔いじめ行為を行ったことを認め、本人が直接被害者に謝罪したことを明かし、反省の時間を設けると発表しました。
又、被害者が投稿した文に記述されているいじめ行為のうち、過激な内容はハンジョンヨンが行ったものではないと被害者本人から確認を取ったとも発表しています。

↓マル企画が公式に発表した文の全文です

sports.chosun.com

 重ねて強調しますが、「いじめ行為のうち、過激な内容はハンジョンヨンが行ったものではない」この事実をもっと広く知って頂くためにこの記事を書いています。
もちろん、ファンだからといって彼が認めた幼き頃のいじめ行為を肯定するつもりはありませんし、できません。当然私も良く思っていません。

 

しかし、被害者本人もハンジョンヨンが行った行為でないと認めているにも関わらず、その「過激ないじめ行為」というワードが彼が必要以上にバッシングを受ける大きな原因となっているのです。過去に過ちを犯したとは言え、彼も一人の心を持った人間です。今年二十歳の少年が心を入れ替えて夢を追いかける最中に度を過ぎた誹謗中傷を受けるなんて、少し酷だとは思いませんか。

 

制裁として誹謗中傷を浴びせること自体が間違っている。
アイドルを目指す彼に制裁を加えたいのであれば、「無関心」が正解ではないかと考えています。
しかし、ハンジョンヨンを応援し続ける私は韓国ネットにおけるアイドルファン文化の恐ろしさを目の当たりにすることになります。
韓国のアイドルヲタにとっての、「応援できない」との気持ちから繋がる行動は「無関心になる」のではなく、「バッシングをする」ことだったのです。

 

また、悲しいことに、現在に至るまでハンジョンヨンを叩いているネット民の大半はパクジフンのファンです。なぜなら、

自分の大切な推しが近い将来いじめ加害者とデビューするのは許せない」からです。アンチは「ハンジョンヨンがマル企画を退所すること」もしくは「ハンジョンヨンがパクジフンと同じグループにならないこと(ハンジョンヨンorパクジフンのソロデビュー)」を望み、ネット上で叫んでいます。
しかし、ハンジョンヨンが番組を降板するまでに収録・放送された僅かな分量の中でもハンジョンヨンとパクジフンが仲のいい間柄だということが推測できます。大人数のなかで少しでも目立つために蛍光色の靴紐にする工夫、色違いでお揃いのビーニー、名札ステッカーを上手く剥がせずジョンヨンに託す様子、親密そうに見える距離感等々。

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これらの親密そうな場面を目にしてもジフンペンによるバッシングは収まりませんでした。

もしもパクジフンがハンジョンヨンとのデビューを望んでいたら?
その可能性がないと言い切れない現状の中、しきりにハンジョンヨンをバッシングする行為はエゴに過ぎません。

 

降板以降、プデュ2のフィナーレとWanna Oneのデビューと輝かしい活動記録を静かに見守りながら、ジョンヨンがまた公の場に姿を見せてくれることを待ち続けました。
降板の際にマル企画が公式的に「以降、ハンジョンヨンくんに対する悪意的な誹謗やデマには厳しく法的処置をとっていく」(省略・意訳有)との立場を明らかにしたことから、事務所が彼を捨てていないこと・彼がアイドルの夢を諦めていないことが汲み取れたのが唯一の心の救いでした。

 

◎2度目の挑戦

実際に彼は私たちファンの期待を裏切ることなく、思っていたよりも早く再び公の場に姿を見せました。
9月末、前々から噂されていたMIXNINEという新たなアイドルサバイバル番組が幕を開け、一か月後の放送開始に先立って一つの動画をアップしました。このサバイバルに挑戦する400人の練習生の顔が0.1秒単位で続々と映し出されるものでした。これだけの人数がいるならもしかしたら、と必死に彼の姿を探しました。

 

いました。116番目。
半年ぶりに見る彼の姿は髪型がえらく変わっており、またグレたのかと少し驚きましたが間違いなくハンジョンヨンでした。頬のお肉が落ち、急激に大人びた印象を受けました。

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プデュ2に続くアイドルサバイバル番組ですから、ハンジョンヨンのミックスナイン出演の噂はすぐにプデュ2視聴者の耳に入りました。
SNS(私が主にチェックしているのはTwitterや韓国版2ちゃんねるDCギャラリー)では
「いじめ加害者がなぜまた堂々と番組に出演するの?」
「マル企画を出ていってなかったの?」
「芸能界を去れ」
等々、彼を批判する書き込みが再び目立ち始めました。


しかし、ミックスナインの話題性はプデュ2に比べるとあまりに乏しいものでした。不幸なのか幸いなのか、話題性の乏しさが転じて今回は炎上には至りませんでした。
参考までに、プデュ2第1話の視聴率が2.1%であったのに対し、ミックスナイン第1話は1.0%。掲示板の書き込み累計数はプデュ2が333万2,071件、ミックスナインが29万1,967件でした(2018年2月1日現在)。特にネット上での盛り上がりに差がついたことが見て取れます。両番組をリアルタイムで視聴し、SNSも頻繁にチェックしていた私の体感としてもその差は歴然としていました。

 

10月末放送開始。事務所別の団体パフォーマンスに、個人パフォーマンス。夢にまで見た推しがまた歌って踊るその姿に、ジョンヨンペン界隈は涙の水溜まり状態でした。
そしてやっぱり、上手なんです。ダンスも勿論ですが、パフォーマンス中の表情の作り方が本当に素晴らしいんです。ファンフィルターが掛かってるかとは思いますが、曲中でくるくる変わる豊かな表情…ぜひ注目してほしいです。キラキラ眩いほどの光を放ってます。この時点でマル企画での練習生期間が約3年なのですが、さすがだと思いました。
個人パフォーマンスはてっきりダンスで勝負してくるかと思いきや、意外にも歌を披露。歌い方に癖があるので好き嫌いが分かれるかも知れませんが、音程やリズム感に問題はないです。個人パフォーマンスもフル動画公開してくれ公式よ!

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この事務所別パフォーマンス収録の前日の心情を収めたセルフカムです。日本語字幕を付けました。

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 団体パフォーマンスを行ったマルボーイズ6人のうち、チョヨンホ、ソンジュニョン、そしてハンジョンヨンの3人がYGヤン社長の御眼鏡に適ってミックスナインの本ステージへ。ホッと一安心。マル企画、プデュ組の他にもいい人材いっぱい隠し持ってました。
この時点でヤン社長からTOP9、A、B、Cのランク分けのうちジョンヨンはBクラスの判定を受けています。

 

プチ情報で、事務所の先輩超新星の番組にほんの一瞬映されたジョンヨン。2015年のものなのですがこの時点でキビキビとダンス練習を仕切っています。かっこいいですね。(抑えきれずに漏れるヲタクの声)
ちなみに、後列にチョヨンホの姿も見えます。

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次に、ジョンヨンは課題曲Just Danceのテストを通して、BクラスからAクラスに昇格します。
しかし肝心のその場面は放送されず。2回目以降の再放送でクラスが入れ替わる練習生たちが発表されるシーンが突然追加され放送されました。TOP9⇔A⇔B⇔C間で一人ずつ上手かった子が昇格・いまいち振るわなかった子が降格するトレード方式。

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このシーンが本放送で放送されなかった理由はなんとなく分かります。

ジョンヨンがAクラスに昇格する代わりにBクラスに降格したのがなんと、プデュ2出演者でありミックスナイン事前人気投票1位のウジニョンだったからです。
この二人がトレードされる場面がおもむろに放送されていたとしたら…?
今度はウジニョンのファンに叩かれる可能性がでてくるのです。

本放送じゃなかったことに加え、ヤン社長に直接指名されていることにより、
この件でジョンヨンが叩かれることはそんなにありませんでした。当然と言えば当然です。
私は当初、ミックスナインの制作側がプデュ効果に便乗してハンジョンヨンを炎上商法のタネに使うのではないかとさえ考えていたので、拍子抜けしました。安心。

 

そんなことを経て、ジョンヨンはミックスナインが初めて公の場で一曲披露したショーケースの舞台に、Aクラス練習生として立ちます。Vライブで生中継されたのを観てました。
なんせ170人(だったかな?)のうちの1人なのでカメラに写り込むのはごく数秒。それでも良い位置に立たせて貰えてたので、映ったほうです。
練習生一人ひとり名前が呼ばれ、カメラに抜かれるコーナー。

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かわいい。

◎MIXNINE 1stステージ

本格的にMIXNINEが始動します。

11月19日に早速1次バトルの収録があるとのお知らせが。
行くしかない。行かねば。待ち焦がれた推しを、初めて生で観れるチャンスが訪れたのです。
早速代行さんに依頼し、収録に参加しました。

 

もちろん純粋に推しの姿を、ステージを見たかったという気持ちが第一にありました。が、ぶっちゃけ、「私が彼を応援しに行かなきゃ誰が応援するの?」なんて考えからくる使命感も少なからずありました。キモヲタの自覚はあるので叩かないでください。
日韓共にジョンヨンペンのフォロワーさんは私が繋がってるだけでも20~30人いて、特に仲良くしてもらってる人もいるんです。しかしお仕事だったり、高3はお受験だったり(ちょうど韓国センター試験地震の為延期になって大騒ぎになってた頃です)…知り合いの中で参戦するのが本当に日本人の私しかいないという予想外の事態に。

 

当日、会場は小さなスタジオでした。
整理番号があまり良くなかったので真ん中よりも少し後ろぐらいの位置から見ていましたが、彼が舞台に姿を見せた瞬間に息が止まりました。直ぐにわかりました。彼は少し不安げな表情でそこに立っていました。周りの子たちよりも少し背が高くて、赤と黄色の衣装に身を包んでいました。

 

恥じらいを捨てて、それはそれはもう本気で声援を送りました。
ステージを披露する前に練習生たち一人ひとりが一言ずつコメントする時間がありました。
「一生懸命練習したので見守ってください」
「○○の部分がポイントなので要チェックです」
皆がこのようなコメントを言っていく中、ジョンヨンが放った一言は

 

이젠 저를 좀 더 예쁘게 봐주시고 사랑해주세요
これからは少しずつ僕のことを許して、愛してください。

 

控え目に、でも、一語一語を大切にはっきりと、
不安げな表情ではありながらも顔をあげて
観客のほうをしっかりと見ながらそう言いました。

プデュ降板以降、ジョンヨンの初めての発言でした。

 

もちろん騒動について直接触れたわけではありませんが、逃げずにこう発言した彼に素直に感心しましたし、安心しました。過去のことをきちんと認めたうえで、アイドルを諦めないとしっかり伝えてくれたからです。

 

ジョンヨンのいるチームは、Block BのVery Goodを披露。めっちゃ良いので要チェックです。

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ボーカルではなくダンスバトルだったのでメンバー全員が被せもしくはほぼ録音音源でした。それでもジョンヨンが自身のパートをばっちり安定して歌い上げていることから、やっぱりボーカルもある程度大丈夫な子なんだなと嬉しくなりました。最初の個人パフォーマンスで歌ったboyfriendでは強かったクセも、今回は曲に合わせてきちんと調節できています。(と素人が偉そうに分析しています)

重ね重ねしつこいですが、やっぱりダンスは文句なし、表情演技も120点です。加えて何気にスタイルがいいから映える。プデュの頃に比べて随分痩せたんだなあと実感。意図して絞ったのならまだしも、ストレスで急に痩せたんじゃないかと心配してしまいます。その辺まだファンが勝手に敏感なので過保護おばさんと化します。

 

とにかく、彼が上手くステージを披露してくれたことに感動したし、ファンとして誇らしかったです。
だてにプデュ・ミックスナイン共にAクラスじゃなかった。降板以降も彼は決して夢を諦めなかったし、努力を重ね続けた。その結果を初めてこの目でみて、こみ上げてくるものがありました。

 

SNSでの反応のうち、ジョンヨンの実力を認めるような肯定的な書き込みも見かけるようになりました。

 

 SNSに書かれ続けた「身の程も知らずにまだ図々しくアイドルを目指しているのか」。
もうそんなことは言わせません。
過去の過ちを認めた上で、それを払拭し認めてもらうために狭い練習室で汗を流し続けたのではないのでしょうか。それも、大衆からの容赦ないバッシング攻撃に歯を食いしばりながら。

彼が夢に対していい加減な気持ちで怠惰な時間を過ごし運よくミックスナインの舞台に上がり込んできたのだとしたらどう叩かれようが文句言えません。
そうじゃないから、悔しいんです。
叩く前に彼のステージを観たのか?観た上で叩いているのか?
私たちでさえこんな思いを抱いているのに、彼本人の苦しみや悔しい思いの大きさは計り知れません。

 

彼は私が持っていたボードに反応を見せてくれました。
自分の名前が書かれたボードを見て、両手を合わせて軽く会釈をした後、口の形で「감사합니다(ありがとうございます)」と伝えてくれました。

 

◎ジョンヨンの涙

ステージを披露した後は、投票タイム。
確か3人まで投票できました。

 

観客皆が
「○○(推しの名前)に投票してください」
とそれぞれ叫ぶ中、私も力の限り声を張りました。

 

 「한종연 뽑아주세요」

(ハンジョンヨンに投票してください)
「종연아 잘했어」

(ジョンヨン、ステージよかったよ よくやった)

 

客席の中で一人完全にアウェーな上に、発音で外国人だとバレるだろうなんて心配も少し頭をよぎりましたが、そんなことは気にしてられませんでした。

 

彼はステージの上で涙しました。

 

私の声援が彼の耳にきちんと届いた瞬間でした。
胸が張り裂ける思いでした。
騒動後初めて観客の前に姿を見せるということが彼にとってどんなに不安だったのか
静かに涙を拭う彼の姿が物語っていました。

 

投票終了後、彼は客席に何度も頭を下げながら舞台袖に捌けていきました。

応援しに来てよかったと心底思いました。
あなたを応援している人が少なからず存在するということを伝えられたからです。

 

◎収まらないバッシング

この収録の直後、ネットには予想通りジョンヨンについて書き込まれ始めました。彼の一言や涙を流したことについて嘲笑うような文が多かったです。
それでも、そのような書き込みによって多くの人がハンジョンヨンに改めて目を向ける機会になる可能性があるのならばと肯定的に考えぐっと堪えました。

 

以降、最近の彼に対するバッシングの傾向は
「実力があったって加害者は加害者。芸能界を目指すな」
の一点張りです。さすがに呆れます。
インソン(인성、人柄)大国と言われるだけあります。イメージ商売ですから、日本のアイドルだって人柄が大事です。韓国は日本以上にイメージや人柄を重要視し、少しでも落ち目があろうものなら袋叩きにする。一度貼られたレッテルはしぶとく剥がれない。これが韓国のアイドルファンの世界だったんです。

 

日本のアイドルファンなら「あの練習生は過去に問題を起こしたから推す気にならない。興味がない」で終わることだと思いませんか?
だから、彼がさらに実力を磨けば世間の反応もいい方向に傾くものだと思っていました。

しかし韓国は違いました。気に入らないから、叩く。周りが叩いているから加担する。顔の見えないネット上でだからこそ繰り広げられるバッシング遊び…

 

Twitterで彼の名を検索すれば出てくる数々のバッシング。
攻撃的なツイートをしているアカウントのプロフィール写真(アイコン)を見れば、揃いも揃ってWanna Oneファン、ジフンファン、プデュファン。
自分だって推しがかわいいのに、他人の推しを叩くことに何の迷いもないんです。
(再三念のため記述しますがWanna Oneファンやジフンファンを一概して非難するものではありません)


自分もアイドルファンでありながらアイドルを叩くという行為が理解できません。彼も誰かにとっての推しなのに。

韓国のアイドルを勝手に推しておいて韓国のアイドルファン文化に嫌悪感を抱くなんてなんだか情けない話ですけど。
良さも知っているからこその遣る瀬無さがあります。

 

結局、ジョンヨンはミックスナインの一次順位発表式で脱落することになります。

脱落が言い渡された時の表情と、のちにアップされたジョンヨンからのコメント。

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 訳↓

こんにちはTT

マル企画のハンジョンヨンです。

1次バトルで終わってしまいましたが

それでも思っていたよりは高い順位になれたので

投票してくださった沢山の方々に感謝の気持ちを伝えたいです。ふふ

それから参加者のために苦労なさっているミックスナインの製作スタッフの方にも感謝していますし、残っているマル企画の仲間たちにも沢山の投票をお願いします!

ありがとうございます><

 

プデュ開始当初自信に満ち溢れていた子の口から

一次で脱落したことに対して「思っていたよりも高い順位」なんて言葉が出るなんて。

 

不謹慎かも知れませんが、私は今でも時々こう考えてしまいます。
もしプデュ2にあれほどまでの話題性がなかったり、友人の失態もなく事が大きくなっていなかったら?
最後まで認めず、あの時公式があんな投稿は事実無根のデマだと主張していたら?…


降板せずに出演していたら、上位まで登り詰めたかもしれない
デビュー圏内だってあり得ない話じゃなかったかもしれない
悪い噂が立ったからと、一部ではずっと静かに叩かれ続けても、それでも今よりずっと多くのファンを獲得できていただろうに…
考えればキリがないです。

 

過去を認めること、被害者に謝罪すること、プデュを降板すること

これらの決断において、どこまでが彼の意思で行ったことなのか
どこからが所属事務所の判断によって半ば強いられたものなのかは誰にも分かりません。

 

それでも彼と所属事務所側の判断を肯定しようと思います。
彼は嘘をつかなかった。
当時19歳の少年にとって自身の過ちを認めることがどれだけ大変だったか、いま一度考えてほしいのです。

 

所属事務所が今のハンジョンヨンに対するバッシングの嵐を把握していないわけがありません。
それでも今もなお彼を抱え続けている理由は言うまでもなく「アイドルとして成功する見込みがあるから」でしょう。
プデュ開始の時点でマル企画での練習生期間2年3か月、これまでで約3年間。
3年もの間彼を見てきた所属事務所が彼を見捨てずにいるのは、彼がそれだけのやる気と誠意を見せてきた証拠なのだと思います。

実際にハンジョンヨンの「今」を見ている人間が彼を手放さないのに
ハンジョンヨンの「過去」だけを見た人間が
どうして堂々とハンジョンヨンという一人の人間を否定できるのでしょうか。

 

「アイドルなんて腐るほどいるのに、なんで敢えてハンジョンヨンなの?」
こう問われることがしばしばあります。

 

「もっと彼の姿がみたいから」
としか答えようがありません。

彼を推す理由なんて山ほどあります。
パフォーマンスを観て魅力を感じたから
PR映像やセルフカムで見せる喋り方や表情が可愛いから
垣間見えるひょうきんな性格が面白いから

だからもっとみたい、知りたいと思わせるハンジョンヨンすごくないですか。アイドルする資格、大いにあるんじゃないですか。

 

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「大器晩成」
ジョンヨンがプデュ2とミックスナインのプロフィールで掲げた座右の銘です。
この言葉のように、遠回りしてもいいから彼の夢が実現して幸せに活動できるようになると信じています。

 

実は、ジョンヨンはプデュ出演前にも他の事務所で

Nu'bilityというグループのメンバーでした。

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MONSTA XのI.M(チャンギュン)も居たことで少し話題になりました。

デビュー準備をしている最中で倒産してしまったようです。

 

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イムヨンミンと親しげな様子が何度か映り込んでいます。

後に知った情報ですが、ヨンミンとはプデュ最初の合宿でルームメイトだったようです。

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プデュでもミックスナインでも周りの仲間ととっても親しげ。

 

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同じマル企画のチョヨンホが3位になった瞬間の嬉しそうな表情

 

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高校の同級生による言及

訳:「ジョンヨンは高校時代すごく性格が良くて友達ともとても仲良くやってました。自分がやらなきゃいけないことは後回しにせずちゃんとやり遂げる子でした」

 

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決して面白くはない特技を披露するときの明るい表情

 

◎最後に

積もりに積もった複雑な感情を上手く文章にまとめられませんでしたが、私がこれを読んでくださっている方に伝えたいことは

 

・今のハンジョンヨンを見てほしい
・アイドル界における韓国ネットの過剰なまでのバッシング文化の現状を知ってほしい

 

この二つです。
動画を観て少しでも彼のことをお気に召されたら、
韓国のバッシングの風潮に怯まずに積極的に応援して頂きたい。

 

パクジフンはプデュ出演前からマル企画と7年間の専属契約を結んでいたことが明らかになっています。

star.mt.co.kr

www.sedaily.com

ジフンのファンの方にもこの記事が届いたなら、

再来年以降彼と一緒にデビューすることになる可能性がある

ハンジョンヨンのことを肯定的に捉えて覚えていてくれると嬉しいです。

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ダンススクールの公式ブログがあげた受講生のオーディション合格者一覧です。

下の二人が昨年マル企画と契約を結びました。

注目してほしいのは、既に「練習生契約」ではなく二人とも「専属契約」である点です。他の芸能事務所では練習生契約を結んだ合格者と専属契約を結んだ合格者がそれぞれいます。その中で、現在のマル企画の採用基準は最初の契約時から確実にデビューを視野に入れていることがうかがえます。

 

ハンジョンヨンと同じくミックスナインに出演したチョヨンホも共に3年以上マル企画で練習生をしていることから専属契約を結んでいる可能性が高いです。

 

必ずしもパクジフンが次期グループのメンバーとして再デビューをすることになるかとは言い切れませんが、マル企画がボーイズグループを完成させることに力を入れていることは明瞭です。

 

まずは日本からでも、彼を応援する人が増えればいいなとの想いでいっぱいです。
もしここまで読んでくださった方がいらっしゃれば慣れない文章を書いた甲斐があります、ありがとうございます。

実際に今まで何度失敗しても挑戦を重ねてきていますから、彼は絶対に夢を諦めずにきっと今も懸命に練習をして過ごしていることと思います。

過去の自分の行いのせいで痛い目見てるんですから、これからは人一倍誠実に頑張ってくれることでしょう。

とっても魅力的な子なのでどうぞご贔屓によろしくお願いします!

 

ミックスナイン出演で明らかになった他のマル企画練習生の紹介記事も追々書いてみたいと思います。みんな個性的で可愛い子たちばっかり。マル企画箱推しになっちゃうかも知れませんよ!